昔々、ある年の暮に 神様が動物達にお触れを出しました。
「元日の朝、新年の挨拶に来い 1番早く来た者から
12番目の者まで 順にそれぞれ1年の間、動物の大将にしてやる」と。

動物たちは元日が来るのを待ちました。
ところが、主人公の猫 蓮天斗 は神様の所へ行く日を忘れてしまいました。

そこで仕方なく鼠の非曇に行く日を尋ねました。
非曇はわざと1日遅れの日を蓮天斗に教えました。
蓮天斗は 嘘に気づく事無く、喜んで帰って行きました。


元日の朝
蓮天斗は自分の住処の外が妙に静かな事に気づきました。
何かがおかしい そう思い森の方へ向かってみる事にしました。